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医療脱毛の施術にかかる時間とは。全身と部位別の目安について

皮膚科や美容クリニックで行われる医療脱毛では、医療用のレーザー機器で毛根を破壊して脱毛を行います。永久脱毛となる点や、少ない施術回数で脱毛を完了できる点が医療脱毛の特徴です。

一方で、医療脱毛における一回当たりの施術には、ある程度の時間がかかるとされます。

美容クリニックの担当者のなかには、「医療脱毛の施術にかかる時間の目安が知りたい」「患者に施術時間を長く感じさせないためにはどうすればよいのか」などとお考えの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、全身および部位別の医療脱毛における施術時間の目安や、施術時間を長く感じさせないためのポイントについて解説します。


目次[非表示]

  1. 1.全身の医療脱毛にかかる施術時間
  2. 2.部位別に見る施術時間の目安
    1. 2.1.
    2. 2.2.
    3. 2.3.
    4. 2.4.背中全体
    5. 2.5.VIO
    6. 2.6.脚全体
  3. 3.施術時間を長く感じさせないためのポイント
    1. 3.1.①脱毛個所の処理を可能な限り患者に行ってもらう
    2. 3.2.②肌トラブルがある場合は施術の中止を検討する
    3. 3.3.③体格がよい患者には事前に説明する
  4. 4.まとめ


全身の医療脱毛にかかる施術時間

全身の医療脱毛を行う場合、施術時間の目安は一般的に2時間前後とされます。

この時間には、医療脱毛に用いるレーザー機器の照射時間だけでなく、施術に関わるすべての時間が含まれています。


▼医療脱毛の施術における作業内容の例

  • 熱・痛みを抑えるための冷却ジェルの塗布
  • 医療用レーザーの照射
  • 照射後における肌の状態確認
  • 肌のクーリング・保湿 など


また、美容クリニックによって全身脱毛を行う範囲が異なるケースもあります。範囲が広ければ、その分だけ施術時間も長くなります。

※個人差があります。詳しくは美容クリニックやメーカーなどにお問い合わせください。



部位別に見る施術時間の目安

特定の部位を絞って医療脱毛を行う場合、施術時間にかかる時間は部位によって異なります。


顔への医療脱毛を行う場合、一般的な施術時間は30分~40分程度です。

顔は施術範囲こそ狭いものの凹凸が多く、ほかの部位と比べてより慎重な施術が求められることから、相応の施術時間が必要となります。


腕の医療脱毛には、一般的に15分~30分程度かかるとされます。ただし、この時間に手の甲や指の脱毛は含まれません。

また、場所によっては施術前の剃毛を患者の手で行いにくい可能性があります。美容クリニック側で剃毛を行う場合には、その分の時間がさらにかかります。


脇の医療脱毛にかかる施術時間は、一般的に5分~15分程度です。施術範囲が狭いため、施術時間も短くなります。

脇は施術に時間がかかりにくく、脱毛の効果も実感しやすいことから、初めて医療脱毛をする患者に勧めやすい部位といえます。


背中全体

医療脱毛の施術を背中全体に行う場合、施術時間は一般的に30分~60分程度となります。

背中は施術範囲が広いうえに施術前の剃毛も患者自身で行うことが難しく、美容クリニック側で行う必要があります。そのため、施術時間が特にかかりやすい部位の一つとなっています。


VIO

VIOへの医療脱毛を行うには、一般的に30分前後かかるとされます。

VIOは痛みを感じやすくデリケートな部位で、形状も複雑です。慎重な施術が求められるため、施術範囲の狭さに対して時間がかかりやすいといえます。


脚全体

脚全体の医療脱毛を行う場合、30分~60分程度の施術時間が必要となります。

脚全体への施術においてはレーザーの照射範囲が広くなるほか、毛の量も多いことから時間がかかりやすいといえます。


※個人差があります。詳しくは美容クリニックやメーカーなどにお問い合わせください。



施術時間を長く感じさせないためのポイント

施術前の剃毛について患者に情報共有を行うことで、施術時間を短縮できる可能性があります。また、肌トラブルや体格が要因で施術時間が長くなりやすい患者に対しては、あらかじめ説明しておくと納得してもらいやすくなります。


①脱毛個所の処理を可能な限り患者に行ってもらう

医療脱毛の施術を行う際には、施術箇所の剃毛が必要です。患者が自己処理を行わずに来院された場合、美容クリニックでの剃毛が必要となって施術時間がよりかかりやすくなります。

自己処理が行いにくい部位を除いて、患者側であらかじめ行ってもらうように情報共有しておくことが有効です。


②肌トラブルがある場合は施術の中止を検討する

肌トラブルがある患者には、あらかじめ施術時間が長くなる可能性を伝えたうえで、場合によっては施術の中止を検討します。

患者の肌に炎症があったり、肌荒れしやすかったりする場合、レーザーの出力を抑えて施術を行う必要があるため、通常よりも施術時間が長くなりやすいといえます。

また、肌の状態によっては医療脱毛の施術自体を避けた方がよい場合もあります。

なお、医療脱毛できない患者についてはこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。

  医療脱毛ができない人とは。施術前の対応でリスクを避けるには 医療脱毛とは、発毛のもととなる細胞を医療用のレーザー機器によって破壊することで脱毛を行う施術です。しかし、患者の状態によっては医療脱毛の施術ができないケースもあります。この記事では、医療脱毛ができないケースと施術時の対応について解説します。 サイノシュアー株式会社


③体格がよい患者には事前に説明する

患者の体格がよい場合、施術時間が長くなる可能性について事前に説明しておくことが必要です。

医療脱毛の施術においては、施術範囲が広いほどより多くの時間がかかります。そのため、体格がよい患者への施術時間は、一般的な体格の患者の場合よりも長くなりやすいといえます。



まとめ

この記事では、医療脱毛の施術にかかる時間について以下の内容を解説しました。


  • 全身の医療脱毛にかかる施術時間
  • 部位別に見る施術時間の目安
  • 施術時間を長く感じさせないためのポイント


医療脱毛の施術時間は部位によって異なりますが、基本的に施術範囲が広いほど施術時間も長くなります。特に、患者の体格がよい場合には事前に説明しておくことが欠かせません。

また、患者の肌にトラブルがある場合にもレーザーの出力を抑えて施術を行う必要があることから、通常よりも時間がかかりやすくなります。場合によっては施術そのものが難しいケースもあります。

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