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医療脱毛の注意点とは。患者に伝えておきたい11項目

レーザーの照射によって毛のメラニン色素にアプローチする医療脱毛では、「施術後に効果を実感しにくい」「肌トラブルが起きてしまった」などの悩みが生じるケースがあります。

美容クリニックでは、患者に安心して施術を受けてもらうために医療脱毛の注意点を伝えておくことが重要です。

この記事では、医療脱毛の施術前・施術当日・施術後において、患者に伝えておきたい注意点を解説します。


目次[非表示]

  1. 1.施術前
    1. 1.1.➀脱毛前に自己処理をしておく
    2. 1.2.②日焼けを避ける
    3. 1.3.③飲酒を控える
    4. 1.4.④予防接種や薬の服用は事前に相談する
  2. 2.施術当日
    1. 2.1.⑤制汗剤や日焼け止めの使用を控える
    2. 2.2.⑥体調が悪いときには施術を控える
    3. 2.3.⑦着替えやすく肌を刺激しない服装にする
    4. 2.4.⑧激しい運動や入浴は控える
  3. 3.施術後
    1. 3.1.⑨肌の保湿ケアを行う
    2. 3.2.⑩生えてきた毛は抜かないようにする
    3. 3.3.⑪肌トラブルが起きた際は速やかに相談する
  4. 4.まとめ


施術前

医療脱毛の施術前には、自己処理や過ごし方に関する注意点があります。


➀脱毛前に自己処理をしておく

医療脱毛の施術箇所に長い毛が生えている場合には、事前にシェーバーを使って自己処理をしておきます。


▼毛が生えた状態でレーザーを照射することによる問題

  • 肌の表面に熱の影響が広がり、やけどをする可能性がある
  • 毛根の発毛組織までレーザーが届きにくくなり、アプローチの力が弱まる


なお、自己処理をする際は、毛抜きや除毛ワックスなどで毛根を引き抜かないように注意が必要です。


②日焼けを避ける

顔・腕・足などの日光が当たりやすい箇所に医療脱毛を行う場合には、日焼けをしないように対策をしておくことが必要です。

医療脱毛のレーザーは、毛のメラニン色素に反応することで発毛組織を破壊します。日焼けをすると、肌のメラニン色素が増加してレーザーの影響を受けやすくなり、やけどが起こる可能性があります。

日焼けの程度によっては医療脱毛の施術ができないこともあります。


③飲酒を控える

施術の前日は、飲酒を控えることが望まれます。アルコールを摂取すると、血流が増加して体温が上昇しやすくなります。

この状態で施術を行うと、レーザー照射による熱が冷めにくくなり、赤み・かゆみなどの肌トラブルが起きやすくなるため、注意が必要です。


④予防接種や薬の服用は事前に相談する

予防接種や薬の服用を行ったあとに医療脱毛をすると、肌トラブルや体調不良などにつながる可能性があります。

一時的に医療脱毛の施術を控えたほうがよいケースもあるため、前もって医師へ相談するように伝えておくことが重要です。



施術当日

医療脱毛の施術当日には、肌の状態や体調面に気をつける必要があります。


⑤制汗剤や日焼け止めの使用を控える

施術箇所に制汗剤や日焼け止めを塗っていると、毛穴が塞がってしまいレーザーが毛根の発毛組織まで届きにくくなります。

医療脱毛よる効果を十分に実感できなくなる可能性があるため、当日の使用を控えるか、事前に洗い流しておくことが必要です。

※個人差があります。


⑥体調が悪いときには施術を控える

風邪や頭痛などの体調が悪いときには、無理に医療脱毛を行わないようにします。

生理中・妊娠中には施術を控えたほうがよい場合もあるため、美容クリニックの医師と相談のうえで対応することが重要です。

また、ニキビや皮膚炎などがある場合も、レーザーの照射によって肌トラブルが悪化する可能性があることから、控えるほうがよいと考えられます。


⑦着替えやすく肌を刺激しない服装にする

基本的に来院する際の服装は自由ですが、スムーズに施術を進められるように着脱しやすい服装を選ぶようにします。

また、レーザーを照射した肌はデリケートな状態となっているため、摩擦を抑えやすい柔らかい素材や、身体を締め付けすぎない衣服を選ぶことがポイントです。


⑧激しい運動や入浴は控える

施術当日に激しい運動や入浴をすると、血行が促進されてレーザーの照射後に赤み・かゆみなどの肌トラブルが起きやすくなる可能性があります。

血行の促進につながりやすいエステやサウナなども、施術当日には行わないように伝えておくことが重要です。どうしても入浴をしたい場合には、湯船には入らずにシャワーで済ますようにします。



施術後

医療脱毛の施術後は、誤ったセルフケアを行わないようにアドバイスを行うとともに、肌の経過に応じて医師に相談を促すことが必要です。


⑨肌の保湿ケアを行う

医療脱毛の施術後は、レーザーの照射で肌がデリケートな状態となっているため、乾燥や刺激によって肌トラブルが起こる可能性があります。

肌の状態が落ち着くまでは、肌にやさしいスキンケア用品を使用して念入りに保湿を行うことが必要です。


⑩生えてきた毛は抜かないようにする

医療脱毛の期間中は、生えてきた毛を無理に抜かないようにします。

体毛は一定の期間で生え変わるサイクル(毛周期)があり、毛抜きや脱毛クリームで毛を抜くと肌荒れにつながったり、医療脱毛による効果を十分に実感できなくなったりする可能性があります。

次の施術までに毛が気になる場合には、毛根から引き抜かないようにシェーバーを使って処理することが重要です。

なお、毛周期についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

  毛周期とは。医療レーザー脱毛の効果が期待できるタイミングについて 医療レーザー脱毛は、毛のメラニン色素に反応するため、毛が生えている状態でなければ施術による効果が期待できないとされています。この記事では、毛周期のサイクルや医療レーザー脱毛を行うタイミング、患者にお願いすることについて解説します。 サイノシュアー株式会社


※個人差があります。


⑪肌トラブルが起きた際は速やかに相談する

施術後に肌トラブルが起きた際には、美容クリニックまで速やかに相談するように患者へ伝えておく必要があります。

医療脱毛によって起こりやすい肌トラブルの例や緊急の連絡先などを共有しておくと、患者からの相談対応を迅速に行いやすくなります。



まとめ

この記事では、医療脱毛について以下の内容を解説しました。


  • 施術前の注意点
  • 施術当日の注意点
  • 施術後の注意点


医療脱毛を行う際には、施術前後の過ごし方や体調管理、正しいセルフケアの方法などを患者に伝えておくことが重要です。医療脱毛の効果だけでなく、注意点や副作用のリスクについても丁寧に説明することで、安心して施術を受けてもらえるようになります。

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